ビタミンB1誘導体フルスルチアミン、
活動意欲向上剤の用途で、筑波大学と共同で特許取得- 2018年12月25日
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当社は、このたび、ビタミンB1誘導体フルスルチアミン*について、活動意欲向上剤の用途で特許を取得したことをお知らせします。
【発明の名称】活動意欲向上剤
【特許番号】特許第6420797号
【特許権者】国立大学法人 筑波大学、武田薬品工業株式会社本特許は、「①フレイル予防・改善、②肥満・メタボリックシンドローム予防・改善、③気分の高揚、に用いられる、フルスルチアミンまたはフルスルチアミン塩酸塩を含む活動意欲向上剤」を特許請求の範囲としています。
なお、フルスルチアミンの活動意欲向上作用については、筑波大学と当社の共同研究による論文「Thiamine tetrahydrofurfuryl disulfide promotes voluntary activity through dopaminergic activation in the medial prefrontal cortex」(Scientific Reports誌に2018年7月11日付で掲載)を発表しています。フルスルチアミンが活動意欲を向上し、自発的な身体活動性を高め、身心の健康維持・増進に役立つという新たな可能性を示唆するものです。
当社では今後も引き続き、フルスルチアミンに関して研究を継続してまいります。
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フルスルチアミンは、タケダが開発したビタミンB1誘導体です。通常のビタミンB1と比較して吸収に優れ、組織によく移行し、体内で働く形の活性型ビタミンB1を多く産生します。
(誘導体とは有機化学の用語で、ある有機化合物(ここではビタミンB1)の構造の一部分を変化させた化合物のことを指します。)
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フルスルチアミンは、タケダが開発したビタミンB1誘導体です。通常のビタミンB1と比較して吸収に優れ、組織によく移行し、体内で働く形の活性型ビタミンB1を多く産生します。
- ■武田コンシューマーヘルスケア株式会社について
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当社は、武田薬品グループにおけるコンシューマーヘルスケア事業を担う事業会社として、2017年4月1日に営業開始しました。「健康寿命」を延ばしたいという人々の願いを叶えるべく、「セルフケア」「セルフメディケーション」の領域で、アリナミン、ベンザ、タケダ漢方便秘薬などのブランドを通じて、人々のより健やかな生活に一層貢献してまいります。
以上