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Top Commitment

トップコミットメント

サステナビリティ経営の
推進を通じて
明日の元気を変えていく

アリナミン製薬株式会社 代表取締役社長 森澤 篤

アリナミン製薬株式会社は、武田薬品工業株式会社の一般用医薬品部門の子会社であった武田コンシューマーヘルスケア株式会社が2021年4月に独立・社名変更し、現在に至っております。独立後、当社グループは、「明日の元気を変えていく」という独自の価値や世界観を端的に伝えるためのコーポレート・メッセージを制定しました。この言葉は、当社グループとしてのあるべき姿は何か、社会に何を提供し得る存在なのかといった議論を経て、“日本で、世界で、元気な人を一人でも多く増やし続けること”が、その果たすべき役割であり、このコーポレート・メッセージを社内外に発信していくことで、当社グループの認知・理解の促進に加え、従業員と社会が一体となることに繋げていきたい、という強い意志が込められています。「元気」という言葉は、健康であること、前向きな気持ちであること、アクティブさ、本来の自分であること、またWell-beingを実現できていることなど、生活の中における様々な意味合いを持つ言葉であり、これらの意味合いが今の、そしてこれからの世界にとってますます重要なものになっていくであろうと考えています。
世界は今、深刻な気候変動やそれに伴う災害の激甚化など、地球規模での環境問題の対処に加え、戦争・紛争を含めた地政学リスク、経済格差の拡大による社会の分断、人権侵害など、社会システム自体への危機が高まり、加えて新型感染症の拡がりなど、予測不能かつ急激な出来事が社会や人々の日常生活を一変させ、持続的な発展を妨げる様々な課題に直面しています。
当社グループは、コンシューマー・ヘルスケアカンパニーとしての持てる強みを生かし、こうした新たな社会課題や社会環境等の変化を的確に把握し、経営戦略にESG視点を取り入れ、当社グループ一体としてイノベーションを推進し、「明日の元気を変えていく」企業を目指します。私たちはこのコーポレート・メッセージのもと、ミッション、ビジョン、バリューを定めており、ステークホルダーとの対話・協働を通じて、「健康のまま人生を謳歌したい」というお客様に対して、「優れた製品と適切な情報」を提供し、安心・安全でWell-beingな社会の実現に貢献するとともに、「事業プロセス」全体の健全性の維持・向上に努め、「社会の公器」たる企業としてステークホルダーとの深い信頼関係を構築します。さらには、健全なガバナンスのもとで企業活動を推進し、公正かつ透明性の高い経営を実現していきます。
そして、当社グループのすべての企業活動やそれに伴い生まれた製品やサービスは、「人」が原動力であり、競争力と優位性を生み出すための人的資本の拡充が重要なテーマです。加えて、当社グループでは、ダイバーシティの推進を通じて、年齢・性別・ワークスタイル・国籍等に関わらない多様な人材の育成にも取り組んでいます。
私たちのこうした取り組みは、当社グループの財務的価値、非財務的価値の双方を向上させることに繋がるものと考えており、ビジネスの拡大はもとより、ビジネスを通じた持続的企業価値の向上と社会課題の解決に取り組んでまいります。